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2011年11月10日木曜日

R.I.P. Steve Jobs

数年前に叔父と酒を飲みながらPCのアプリケーションについて話した事がある。
叔父曰く仕事で使う会計ソフトが使いにくくて、結局手書きの帳簿から脱出出来ていないとの事だった。
その時にオレは「アプリケーションが使い辛いのは作り手側のセンスが無いからだ」と言う持論を展開していた。その思いは今も変わっていない。

今朝スティーブ・ジョブズ氏の訃報を聞いた。




数ヶ月前から予感はしていた事ではあるのだが上手く言え無いけれど、生活を形成する大切な何かが失われたようなそんな感じがする。

以前にも書いた事だがオレはデザインの専門学生だった頃よりMacユーザーであるし、ジョブズの信奉者である。
歌入れをする時に使っているのはGarageBandだし、YouTubeにアップされている動画(とも言え無いが…)はiMovieでさっさと作られた物だ。そう言えばメンバー募集用に作ったチラシはillustratorでは無くPagesで作ってみた。
SIN-ICHIもMacユーザーである事から随分Appleの恩恵を受けたバンドである事は間違い無い。

Apple社製のアプリの多くは実にシンプルで直感的に作られている。
いや、アプリケーションだけじゃ無くOSやiPod等のデバイスに至までだ。
使い易いインターフェイスと確実に使える機能の数々は、制作と言われる物の多くを一般のレベルまで引き下げ、多くの人の作り出す音楽や映像、若しくはライフスタイルをクリエイトする事に一役買って来た筈だ。

そう、かつてMacintoshはPCのあるべき姿を変え、
Toy Storyでアニメーション映画の新しい姿を作り出した。
CDを葬り去り音楽ビジネスのあり方を流通そのものから変え、
電話の新しいトレンドすら作り上げた。
(正直AppleTVはどうなのかと言う疑問はあるが…)

イノベーションはジョブズと共にあった。
牽引していたのはジョブズの信念だった。
彼が居なくなってAppleはどうなって行くのかはわからない。
ただ、今後も彼がやってきた様な革新的な商品を1ユーザーとして期待したい。
そして、安らかに。

Your product showed me dreams.
Your words gave me courage.
I want to be hungry and foolish for life.
I miss you Steve.
R.I.P.

KAZZ

2011年2月18日金曜日

MYTHOLOGY

Volcanoが遂に復活する。
来る2月23日にアルバムMYTHOLOGYを発売するのだ。
実際には数年前から都内にてライブ活動をしていると言う話はネット上でも聞いていたし、友人づてにその様子なども聞く事が出来た訳だが、どうしてもオレのような地方住みの人間には実感し辛いものがあったのは確かだ。
そんな中だ、オレが新作のリリースの予定がある事を知ったのは。
昨年CRIMSON HORNETのリハーサルでスタジオに向かう道中でギタリストのSIN-ICHIが

「Volcanoのアルバムが出るらしいで」

と言った一言で、すぐさまHPを確認し今回こそ本当に新作がリリースされると知った。
そしてスタッフによるtwitterアカウントが出来たり。YouTubeで新作のPVのショートバージョンが公開される等して、その期待は日毎に増して行った。



我々CRIMSON HORNETはVolcano及び屍忌蛇氏の音楽性に多いに影響を受けているバンドだ。
SIN-ICHIとは知り合った時からVolcanoの話題で盛り上がっていたし(実は知り合う前にオレが観に行った大阪でのライブに彼も居たらしい)、バンドの方向性をメロディック且つアグレッシブなメタルそして英語詞で歌うとしたのも、Volcanoと言う先人が居なければ別の物になっていたかもしれない。
DrのSENSHUからは、つい最近聞いたのだが彼がLOST EDENに加入するより前に
「日本人でもここまで出来るのか」と思ったのがVolcanoの1stであったそうだ。

そのVolcanoの新譜『MYTHOLOGY』が公式HPの先行特典で本日オレの手元に届いた。



正式リリースもまだだし詳しく言及する事は控えるが、とにかくオレが、そして多くのファンが待っていたVolcanoの帰還である。
楽曲は2ndアルバムの様にバラエティに富んでおり、尚かつ歴史的名盤である1stアルバムの様に全体が邪悪な空気につつまれている。
そして、トレードマークである慟哭のメロディーは全ての曲で健在だ。
オレはオープニングのMythology ~ Phantom Societyの段階で泣きそうになってしまった事を告白しておく。

日本人であるからこそ生まれるメロディがあると思う。
日本人であるからこそ出来るメタルがあると思う。
このアルバムもまた多くの(世界中の)メタル・ファンに聴いて貰いたいと思う。
そして、おこがましい事だがオレは一言。
「おかえりなさい、Volcano。おかえりなさい、屍忌蛇」
そう言いたい。

Welcome back Volcano!
Please show us the hell again!

KAZZ